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ポンペイ展 / 九州国立博物館

 



2022/11/14

大規模なポンペイ展が日本巡回するのを知り、行きたいと思った。

しかしコロナで旅行を控えた。

九州が巡回最後の地。

全国旅行支援が始まると知った。もういいんじゃないか。行動制限をやりすぎたら回っていかなくなると知ったんじゃないか。

広島にいたって、コロナ前と同じように行動している。

気をつける基本的なことは日常生活でやっていることだ。

私は福岡行きを決意した。


平日を狙うつもりが月曜休館、だと?!

ならば土曜日だ!

とにかく広島からキューハクに一番に入館できるように計画を立てる。

朝5時台に起きて7時前の新幹線に乗る。

朝早すぎて、改札内のパン屋さんも開いてなかった。くちょ~、楽しみにしてたのに!


博多に着き、バスターミナルへ。割引でバス1日乗車券購入。

でかいザックをロッカーに突っ込んだところで気がついた。なにこの長蛇の列!

結局、40分立ちっぱなしのバスの旅。

乗れないよりマシだ!

旅行者が多くて、10分遅れで着。


キューハクに開館時間ちょい過ぎて着。





以前、山口にポンペイ展を見に行ったことがある。

あそこでは「こんなに豊かに暮らしていた人々が火山噴火でそれが失われていく」ことも全面に出した演出(?)がされていた。

今回もそうかと思っていたが、全然違った。

火山噴火にはもちろん触れていたけど、「どんなに豊かな文化と生活をしていたのか」をこれでもか、というくらい見せつけてきた。

ところどころ、その屋敷の再現がされていて、「こんな絵が飾ってあって、こんな食器使って、こんなお庭があって、もうもうすごいですぅぅぅぅ」という「豊潤」でお腹がいっぱいになるほどだった。


ほとんどの展示物が写真撮影可能。

これもまたすごかった。





モザイク画が好きで見たけど、モザイクのひとかけらが5mm四方かそれより小さいか。なので細密な表現ができるけど、そんなにちっこいかけらを作るのが大変だし、デザインもすごいし。

文化も技術もすごいすごいなのに、それを写真に撮ってもいいし、演出(?)も凝っていたし。

見終わった後、なんだかよくわからなかったけど出てきた感想は「映画1本見終わった感じ」だった。





噂の「炭化したパン」も見たよ~!




パンのデザイン(?)もかわいい。そしてその「炭化したパン」のグッズも実物を見るとなぜかげらげら笑えてきた。




なにをどこからとらえて飲み込んで咀嚼すればいいのか、未だによくわかっていなくて「すごいもの見ちゃった。すごいものが2000年くらい前にあったんだ。でもこれって2000年前の技術でどうやって作ったの?例えばこの小さなコイン。裏表に肖像がデザインされているんだけど、どうやって作ったの?こんなに細密なもの?」とか考えたら頭がぐるぐるしてきちゃって、次の展示物見たらそれもまたすごくて「え、これどうやって作ったの?!」がエンドレスぐるぐるで、めちゃめちゃ疲れた。





文化交流展という、常設というか所蔵品展も広くていっぱいあってくらくらしながら見た。

最後の展示室は特別展で「御所の器」という素敵な古伊万里をいっぱい見た。


とにかく「もうダメです。私の許容範囲過ぎています。食べられません」というくらくらしたところで終わった。





ミュージアムショップではにてんちゃん(ハニワの店長さん)の写真も撮ったし、お買い物もしたし。

ところどころで「前はああだったのにコロナだからできなくなったのかなぁ」というものも見かけて悲しくなったり。

改装中でレストランがなかったり。

あたしの相棒(今はお留守番のことが多い)「脾臓の虫」など「針聞書」に出てくる虫のマスコット人形が全然なかったり(別のグッズはあったけど。手ぬぐいも買ったけど。一番ほしい柄は売り切れていたけど)。







あとはポンペイつながり(?)で「ジョジョの奇妙な冒険」の立ちパネルとどーもくんモザイク計画とか、そういうものでも楽しみました。




特別展「ポンペイ」 Special Exhibition POMPEII

特別展「ポンペイ」 Special Exhibition POMPEIIの公式サイトです。2022年1月~12月の1年間、全国4会場巡回予定です。