[これまでのあらすじ]
無事にプライベート用と仕事用のほぼ日手帳weeksMEGAスニーカーを1冊ずつ入手したキリエ。
しかしどっぴんくを前に途方に暮れていた。
ぴんくとあたい
このブログのディープな読者さんならご存知だが、私は何度か「ピンク」という色を諦めている。
なんていうか「女子の塊」のような色だったり、自分が好きなピンクと自分に似合うピンクが違っていたり、また幼い頃に大人にかけられた「あんたにはピンクは似合わない」という呪いにかかっていたり。
それでも諦めきれなくて、小物などでぴんくのものを選んだり、持ったりはしている。
ちなみに自分が持ってしっくり馴染む色は青!赤!だと思っている。
相性がいい、と勝手に思っているのさ。
どっぴんくに抗え!
ほぼ日手帳の新作は例年、8月に入ると予告サイトができて、じわりじわりと情報が小出しされ、私のようないらちにとっては苦行。その中で、ほぼ日手帳のガイドブックの紹介で、写っていたページから2020年のほぼ日スニーカーは黒っぽい青とどっぴんくである、ということを早めに知っていた。
予想ではもう1色あって、3色展開すると思っていたので、正式なサイトがオープンして確認したときに、「嘘じゃろ」とつぶやいた。
黒は持ちたくなかったので(今、持ち物を黒にすると気持ちがつらくなっちゃいそうなのだ)、早くから「青とぴんくね」と決めていた。
仕事はあまりプライベートの顔を出したくないので、クールな青で、そうなるとプライベートはどっぴんく。
そんなふうに心で決めた途端、「まずいまずいまずい!」と思い始めた。
こんなどっぴんく、私が持つの、なんだか違和感!
もっと私に引き寄せなくちゃ!
このままじゃ、この手帳、「あたい色に染まらない」ぞ!
こんな焦りを覚えた。
そして手帳会議は、どうやってこの激しいラズベリーどっぴんくに抗うのかを考えることになった。
ほんとにそれでいいの?ぴんく、好きじゃないの?
2020年は私にとって節目の大きな年になる。
オリンピック、パラリンピックは放り投げてもいいくらいだ。
私が考えた「ぴんくへの抗い」は、「女子の塊感を排除するか」に絞られていった。
しかし、何度もサイトを見て、Loftでブルーブラックしか手にできなかったけれど、ずっしりしっとりしたほぼ日スニーカーを手にしたとき、改めて思った。
ぴんくに抗うの?
道化みたいなこと、するの?
ぴんく、好きでいいじゃん。
他になにがしたいの?
マステやシールが山ほどある、とかほっといて、自分はどうしたいの?
そうしたときに、私はbandeというメーカーの「1枚ずつめくれるマスキングテープ」の赤系の薔薇を持っていることを思い出した。
結局、ほとんどその薔薇は使っていない。
でも、bandeマルシェで買ったときは使いたかった。
せっかくならぴんくだの女子だのにまみれちゃえばいいじゃん。
私は改めて薔薇マステを取り出し眺めた。
手帳を買いにいくぎりぎりになって、「薔薇でいいの?」という思いがやってきた。
ううん。きらきらの宝石のやつ、1度、使ってみたい。
これだ!
と思った。
それで、私は宝石マステを買った。
家に帰って、マステとラズベリー色のほぼ日スニーカーを重ねて置いてみるとしっくりきた。
嬉しい。と素直に思えた。
なので、2020年はこれでいくことにした。
■参考
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