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[レポート]まだまだ滑走しちゃうよ!ユーリ!!! on ICEトークショーライブビューイング&オールナイト上映会 #yurionice

2021/06/05


2017年2月11日22:00~翌2月12日4:00ごろまで行われた「まだまだ滑走しちゃうよ!ユーリ!!! on ICEトークショーライブビューイング&オールナイト上映会」のざっくりレポートです。

※ネタバレ注意

※殴り書きメモをざっくり書いてあるだけなので、ニュアンスの違いがあると思います。
その場合、他の読者さんのためにコメント欄に「こうだったよ!」と書いておいてくださると嬉しいです。







■トークショー(ライブビューイング)

出演:久保ミツロウ、豊永利行、諏訪部順一、内山昂輝、三上大樹(テレビ朝日アナウンサー)



  • 久保さん(以下、久)。いつものようにお帽子姿で登場。
  • 豊永さん(以下、豊)。勇利シールを貼った会場で配布されたうちわを持って登場。
  • 諏訪部さん(以下、諏)。マッカチンティッシュカバーを持って登場。右手薬指には大きな蹄鉄の指輪。
  • 内山さん(以下、内)。淡々と登場。
  • 新ビジュアル紹介。会場の六本木ヒルズには大きなボードで登場したらしい。
  • 全国50か所でライブビューイング。アニメでは初。


●ショートプログラム振り返り


  • (豊)勇利は計算して演じると上っ面になる。心で演じたいと思う。振り返っても6~7話くらいから収録の記憶があまりない。勇利に入り込んでいた。後でOAを客観的に見て「あんなふうに演じていたんだ」と気づく。
  • (諏)ヴィクトルは演じるのがとても難しいキャラ。感じるままに演じた。豊永さんと同じように、今、「演じた」という記憶が残っていない。(自分が)ヴィクトルだった。もしまた(ヴィクトル役を)やるとなるとまた一から作り上げなくてはならない(豊「だから、勇利のこのセリフやってください、と言われるととても困る」諏「そうそう」)。年明けに冒険をしろと言われて困ったー!
[参考]
Cygames、『神撃のバハムート』で「ユーリ!!! on ICE」コラボを開催決定! 勇利、ヴィクトル、ユリオの先行イラストが公開 | Social Game Info


  • (内)ユーリは髪型が変わった。それに尽きる。髪がだんだん伸びていて結んだ。外見も変わり内面も変わった。
  • (久)どうやってお話を作ったのか、記憶が薄れてきている。出来上がった作品を「新しい作品」として見ている。監督がすごくて、その熱意にプロが協力しそこでまたそれぞれの解釈が加わり完成した作品。
  • (豊)OAを見た上では後半に印象的なシーンやセリフが多い。「寺かも」「滝かも」が印象的。諏「違うでしょ。もっとあるでしょ。フクースナーとか!」
  • (豊)第一話の冒頭。あれはいつの時点での勇利くんなのか考えてほしい。最初の収録がそれで監督からは「この時点での勇利だ」と言われて演技をした。
  • (諏)この作品はたくさんの解釈ができるもの。中にはミスリードを導く要素もある。しかし、あなたの想像の中の「ユーリ」が正解で一人に一つずつ「ユーリ」がある。自分の心の中のYOIを楽しんでもらいたい。ヴィクトルについては…マッカチンが好き!
  • (久)昨日、Mステでも「ユーリ」が流れたみたいで、お茶の間を騒がせたそう。家族と一緒に見るには物議をかもすシーンが流れた。
  • (内)印象的だったのは豚関係。あと家畜。久「あれはより印象づけたいシーンで『勝生』から『家畜』になったの!」諏「え、それって『アイスコーヒー』が『オーヤン・フィーフィー(欧陽菲菲)に変わったくらいのヤツ?』
  • (久)日常(長谷津)と大会、両方楽しめるように描いた。日常を描くことで帰れるところがある、というのを作りたかった。
  • (久)実況や解説はアナウンサーによっても表現が違うので、何度も書き起こしそれを元にしてセリフを書いた。三上「それであのリアルさが出たんですね」




  • (豊、諏、久)スンギルの衣装に驚いた。久「大人のセクシーなマンボの衣装、とお願いしていたら、亜熱帯で発見された新種の鳥(諏訪部さん、熱帯雨林に生息していそうな鳥の鳴きまねをする。「こういうやつでしょ?」)のようになっていて、初めて見たとき『ファッ?!』となった」
  • (諏)ポポちゃんのフリーの王子の服!あのミスマッチがたまらない!(久「ポポちゃんは最初、男性スタッフの人気No.1だったのに途中からオタベックになったそうです」諏・豊「ええええっ!」)
  • (諏)オタベックのバイクはどこから持ってきたのか。自国から乗ってきたのか。久「それは心の中のファンタジーで見てください」
  • (久)最初は本田武史さんだけが出演する予定だった。それが織田信成さんがTwitterで「いいな。自分もやりたい!」とツイートし出演することになった。諏「そのあとランビエールさんとブッキングできました。ヴィクトルとの絡みがある、と言われて録り直した。テレ朝に水曜日に納品しなくてはならないのに、音を撮り直したのは月曜日。中一日しかない。ランビエールさんの作画は作画監督の平松さんご自身がされた。もう普通では考えられないこと」久「現場ではフランス語の通訳さんもいてセリフの調整をした。ヴィクトルのゴールドのブレードはランビエールさんの靴をイメージしているので本物を見せてもらって感激した」



●フリースケーティング(今だから言える)

  • (久)(内からの質問より)スケートにはまるきっかけは、この作品に関わってから。それまではお茶の間レベル。ただフィギュアスケートファンの友達がいた。山本監督はフィギュアに対する愛が深い。
  • (久)先日、山本監督と18日間ヨーロッパに行ってスケートを見てきた(これは第二期の取材でもなんでもなくプライベートで)。チェコでユリオとヴィクトルのコスをした女の子二人を見かけた。自分たちが日本人だと知ると「ユーリを知っているか?」と聞かれた。そのあとも偶然が重なり接点はあったが、結局正体は明かさなかった。ちなみにヴィクトルのコはウィッグを取ったらオタベックができる髪型になっていた。
  • (久)最終話のカット数。通常の2倍。
  • (久)勇利、ヴィクトル、ユーリの3人のキャラを描くためのこだわりポイント。勇利→平松さんが描きやすくなるように。ヴィクトル→自分はあまりまつ毛は描かない。しかしアニメではまつ毛がどんどん長くなって、かわいい! ユーリ→自分が好きな金髪碧眼キャラをぶち込んだ。グランゾートのラビとか聖闘士星矢の氷河とか。
  • (久)円盤特典の描きおろしに何を描くのか、大体、ヨーロッパで山本監督と決めてきた。申し訳ないが全キャラは出ない。これから描く。ユリオがバルセロナでなにかある…???ふふふ。

●インタビュー(募集した質問)

《もし自分が選手ならコーチは誰がいい?》
  • (豊)ヴィクトル……たまに本気でイラっとしそう。なに考えているかわからないし。もしくはJJの両親。優しそう。久・諏「過干渉だよ。ファミリーだしいろいろ儀式があるよ。まめにハグをしなきゃいけないとか」
  • (諏)ヤコフかな。内「結果を一番出しているのはヤコフ」「うんうん」
  • (内)ヤコフとリリアと一緒にいるユリオの絵の強さ!疑似家族みたい。
《11話でクリスの猫を迎えに来たのは誰?》
  • (久)スイスのスケート連盟の人。元アイスダンサー。というところまでしか考えていない。自分でキャラデザしていなくて、初めて見たとき「ガラスの仮面の(速水)真澄だ…」と思った。それ以来、見るたびに「真澄…」と呼ぶようになってしまった。諏「マスミッティー!」
《自分がやってみたい技》
  • (豊)JJがやっているハイドロ。どういう景色が見えるのか見えないのか。ジャンプも同じ。
  • (諏)ジャンプ100回転。クワドアクセル(四回転半)も公式ではまだだけど練習ではできてるって!
  • (内)やりたいのはない。スピンがすごい。目が回らないの?
《最後に》
  • (内)(「Oh!スケトラ」に)ユリオのエキシの曲もあるんですよ。久「そうなんですよ(ニヤニヤ)」
  • (久)自分がこれから何を言ってもそれに振り回されず、「自分の中のユーリ」を大切にしてほしい。もし自分のユーリと私が言ったことが違っていたら、私のほうは否定して「いや、これが自分のユーリだ!」と言ってもいい。


■一挙上映(広島会場)

  • トーク終了後、一挙上映に入る前に25分くらい休憩があった。男子用トイレも臨時にすべて女性用になり、男性は映画館から出たところのトイレに行くように指示があった。
  • 第7話終了後、15分の休憩。「トイレの混雑が予想されるのでエンディングが流れ始めたら早めに行動するよう、ご協力をお願いします」と指示があった。
  • オープニングは第1話のみ。通常エンディング(インスタグラム風)は第7話のみ上映。
  • 演技前や技が決まったとき、演技終了後など拍手をしてもよかったが、見るほうが必死なのかシャイな広島人なのかかすかだった。
  • 前のほうの席だったので、ペンライトやバナー、うちわなど使用されたのか確認できなかった。自分の周りはとにかく集中して見ていて余計な動きやおしゃべりはなかった。
  • 「JJのテーマ」は大合唱にはならなかった。
  • 配布されたうちわにはヤコフとマッカチンが印刷してあり、最近ヤコフの懐の深さにヤラれている私はその上にシールを貼ることができず、そのまま持ち帰ってしまった(ので写真に撮っている)。
  • 第10話。勇利がヴィクトルに指輪をはめるシーンは、溜息と鳴き声が漏れた。
  • 第10話。ピチットくんの「僕の友達が結婚しました!」の時には一緒に拍手した。
  • 第11話。Cパート。勇利が「最後にしよう」と言ったとき、すすり泣き声多数。
  • 第1話は円盤のもの(ヴィクトルの部屋がTVとは変更されていた)。
  • 出発前の記者会見のときの勇利のネクタイの柄が変わっていた。しかし最終話の優子ちゃんの片方まつ毛はそのままだった。
  • 第1話は大スクリーン上映に耐えた。途中はちょっと…というものもあった。円盤に期待。
  • 音がよく聞こえ、本放送では聞き取れなかった息遣いや楽曲の細かい音まで聞くことができた。



■持って行ったもの

  • マスク(会場内は乾燥していた。インフルエンザ予防にも。しかし息苦しくて最後は外してしまうことが多かった)
  • 飲み物(必須)
  • のど飴(1つだけ舐めた。乾燥しており咳が出やすくなっていたため)
  • U字型エア枕(席によっては有効かも。私の席ではあまり使わなかった。クッション代わりに腕を置いていた)
  • つまめるお菓子(食べなかった。夜遅かったので空腹を訴える人はいた。遅かったが売店が一部開いていたようで、飲み物とポップコーンを買っていた)
  • 元気ドリンク(飲まなかった。むしろ徹夜が苦手なのでこのあと必要かも)
  • リップバーム(乾燥して唇がさがさ)
  • カイロ(どこかすーすーする感じだったので腰に貼った)
他にTwitterで見かけたものは「加圧タイツ、ハンドクリーム(これ、欲しかった!)、目薬」など。ひざ掛けは劇場内で借りたり、大きめのマフラーで対応。




■キリエが怒ったこと

私が座ったのは前から2列目でした。
中央寄りとはいえ、芸術鑑賞をする環境とは言えませんでした。
他ではライブビューイングに落選した人もいるので、「行けただけでもマシ」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、映画館でこんな席があるのはがっかりしました。
それこそ、大勢の人が制作に関わった大事な大事な作品が、「台無しになる環境」と言えそうです。
最後の最後できちんと見てもらえない。
そんな悔しいことはないと思います。

以前、映画を見にいき、前方の席しか残っていない、というのでどうなのかスタッフの方に聞いてみたところ「考えられて席が設けてあるので問題はない」と言われたので、その席で鑑賞しました。
結果は不満ばかりでした。

同じ列の人も「スクリーンより何m席は離れないといけない、という決まりを作ってほしい」と話していました。
本当にその通りだと思いました。

ユーリだけではありません。
私はあの席で映画を見たくはありません。
ユーリを見ながら「もっと首も痛くない、前過ぎない席だったらもっと物語に入り込めていたのに…」とずっと思っていました。
悲しくなりました。


■最後に

  • 映画のオールナイトは初めてだったので、なにを準備したらいいのかわからずいろいろ持って行き過ぎた。
  • 他の人も話していらっしゃったが、劇場スタッフさんがしっかり対応してくれて有り難かった。
  • もし物品販売があったら大変そう。



ざっくりまとめてみました。
少しでも雰囲気が伝われば幸いです。

見るたびに、それまで気づいていなかったことに気づかされる作品でした。
そして私はまたもや「魔性のかつ丼」に振り回されたのです。
素敵な作品に出会い、その世界にたっぷりと浸れることを幸せに思います。
ありがとうございました。



■参考