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映画「アナと雪の女王」 印象に残ったのは紫のマントの後ろ姿

2021/06/19



ディズニー映画「アナと雪の女王」を見ました。


最初は見ないつもりでした。
だって、私が知っているアンデルセンのカイちゃんを助けにいくゲルダの物語じゃないんだもん。
もう、オリジナルでやってほしいよ!
そう思っていました。


気が変わったのは、主題歌「Let it go!」。
そして仕事で必要になるかもしれないな、という思いからでした。



ここからはネタバレが多少あります。要注意。




自分の能力が人を傷つけてしまうかもしれない、とひたすら抑圧し隠れている姉・エルサ。

自由奔放な妹・アナ。


「となりのトトロ」でもメイちゃんよりサツキちゃんにシンクロして、
「おねいちゃんだからといって、オトナとして期待されるのはやだああああ!!」
と思っている私は、
もちろんエルサにシンクロして見ていました。



なので、自分を責めながら、
居場所がなくなってしまい逃亡するシーン。

入江を一足ずつ凍らせて、
紫のマントを翻し、
走り逃げていくあのエルサの後ろ姿は、
もう泣きそうで泣きそうでたまりませんでした。



だからより一層、
山の高いところで、
自分を解放し、
自分の能力を存分に使って氷の城を築くあのシーン。
「Let it go!」が流れるあの場面は、
内側からなにか湧き上がってくるものがあって、
私も自分のなにかが爆発しそうでした。

エルサの作った氷の城を哀れむ人もいるかもしれません。

でも、あれは防御壁。

孤独だけれど、
自分をいつわる必要もなく、
また誰かから攻撃される心配もありません。

まさに過去の自分を見ているようで、
つらくもあり、
そして自分にぴったりのドレスを身にまとい美しくなったエルサを見ると
嬉しくも
うらやましくもありました。




最後は
「あー、ディズニーだもんね」
で終わるんですけどね。


妹のことは、他の誰かが語ってくれるはず。






ところで、「ラプンツェル」といい「アナと雪の女王」といい、
最近、ヒロインと結ばれる男性って王子様じゃないのね。






■本日の紫陽花

「アナと雪の女王」に合う。
と自分で思った色合いの紫陽花。