去年の3月11日から1年が経つ。
なにをどうしていいのか、
よくわからないまま、1年が過ぎた。
1年前のことは、ブログにも残っている。
今感じるのは、温度差だ。
それをはっきり意識させたのは、
去年、ほぼ日手帳のイベントで来広した糸井重里さんの話だった。
「広島でも揺れましたか?」
の一言に、
ぽかんとし、
衝撃を受けた。
3月11日は広島はまったく揺れなかった。
そのあとも、いつもと変わりなかった。
しばらくして、スーパーなどの店頭から商品が少なくなっていったが、
それでも食料入手困難を予想させるほどでもなかった。
その後の地震も私はほとんど感じず、
どこがどうこれまでと違うのか、外からの情報がなかったら、わかりにくかった。
だからまだ私の中では震災が現実のものとして認識されていない。
映像の向こうの。
という感じ。
ただ、異様な空気を感じている。
阪神淡路のときは広島も揺れたので、
少しは現実感があった。
糸井さんのことばに、
「ああ、こんなにも温度差があるのだ」
と思った。
そして、それはそのままだ。
だからなんだ、というものはないんだけど、
「こういう温度差を私は感じている」
ということを自分のこととして覚えておこう。
向き合うことも大事だけど、
休んだり、見なかったり、ちょっとスルーしたり、
そういうのも大事だと思う。
自分の今の状態を感じて、
自分を大事にしてほしいと思う。
私も含めて。
■ 本日の写真
去年の糸井さん来広のイベント会場。
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