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3月11日

2022/02/03









去年の3月11日から1年が経つ。




なにをどうしていいのか、
よくわからないまま、1年が過ぎた。




1年前のことは、ブログにも残っている。





今感じるのは、温度差だ。



それをはっきり意識させたのは、
去年、ほぼ日手帳のイベントで来広した糸井重里さんの話だった。




「広島でも揺れましたか?」
の一言に、
ぽかんとし、
衝撃を受けた。




3月11日は広島はまったく揺れなかった。

そのあとも、いつもと変わりなかった。

しばらくして、スーパーなどの店頭から商品が少なくなっていったが、
それでも食料入手困難を予想させるほどでもなかった。



その後の地震も私はほとんど感じず、
どこがどうこれまでと違うのか、外からの情報がなかったら、わかりにくかった。

だからまだ私の中では震災が現実のものとして認識されていない。


映像の向こうの。

という感じ。




ただ、異様な空気を感じている。








阪神淡路のときは広島も揺れたので、
少しは現実感があった。





糸井さんのことばに、
「ああ、こんなにも温度差があるのだ」
と思った。



そして、それはそのままだ。








だからなんだ、というものはないんだけど、
「こういう温度差を私は感じている」
ということを自分のこととして覚えておこう。












向き合うことも大事だけど、
休んだり、見なかったり、ちょっとスルーしたり、
そういうのも大事だと思う。



自分の今の状態を感じて、
自分を大事にしてほしいと思う。
私も含めて。





■ 本日の写真

去年の糸井さん来広のイベント会場。